矯正の診療時間は18:00まで対応可能ですが事前予約が必要です
床矯正
床矯正(しょうきょうせい)は、
子供の歯並びや噛み合わせを
改善するために用いられる
矯正治療の一つです。
人間は進化を遂げているけど、
歯並びやあごの大きさも変わってきていることをご存知ですか?
進化の過程で現代人の顎骨は一回り以上小さくなっています。
しかし、歯の大きさはあまり変わりません。
この違いの原因の一つに食べ物の変化が考えられています。
昔(ホントに大昔)は硬い木の実や肉を自分たちの歯で砕くように食べていましたが、
食品加工が進んだ現代では、それほど硬いものを噛むことが少なくなりました。
顎をあまり使わなくてよくなったということになります。
そのため、顎が『退化』して小さくなっていったのです。
1. 目的
床矯正は、歯並びや噛み合わせの問題を解決するだけでなく、
顎の成長を促進し、骨格の発達をサポートすることを目的としています。
特に顎の骨が発達していない場合や、歯が正常に並んでいない場合に使用されます。
2. 装置
床矯正で使用される装置は、
「床装置」または「床矯正装置」と呼ばれることが多いです。
これには以下のような特徴があります
- 取り外し可能:
床矯正装置は取り外し可能で、食事や歯磨きの時に外すことができます。
- 歯や顎をサポート:
装置は顎の成長を促進し、歯並びを調整するために設計されています。
3. 使用時期
床矯正は主に子供や思春期の若者に使用されます。
目安は6歳から12歳の期間。
成長期に顎や歯の位置を適切に整えることで、
- 後の永久歯の矯正がよりスムーズに進むことが期待されます。
4. 治療の流れ
- 診断: 診断を受け、治療計画が立てられます。X線をとり、歯や顎の状態を調べます。
- 装置の作成: 個別にカスタマイズされた床矯正装置が作られます。
- 装置の使用: 指示に従って装置を装着し、定期的に通院して経過を確認します。
5. メリットとデメリット
- メリット:
成長期に合わせた治療が可能で、取り外し可能なため衛生面での管理がしやすいです。
また、骨の成長を促進し、将来の矯正治療が容易になることがあります。
- デメリット:
装置の着脱や取り扱いが面倒な場合があります。
また、効果が現れるまでに時間がかかることもあります。